「みつろう」とは?
「みつろう」は、ミツバチ達が暮らしている巣(ロウ/蝋)を温めて溶かし、
ごみをとりのぞき濾したものです。
とても綺麗な黄色い色をしています
「え〜!蜂の巣なの?!」と驚かれるかもしれませんが、ろうそくやクレヨン、コスメなど実は様々な場所で使われています。
フランスの伝統的な洋菓子カヌレにも使われています。
とはいうものの、みつばちが住んでいる巣をとり上げるわけではありません。
巣からはみでた余分な部分や、みつをいただいた後の巣などを活用します。
このみつろうは、みつばちたちがはちみつを食べて、体内で生化学的に変化させたものです。
羽化して10日後ころにお腹から魚のうろこのような形のロウを1枚1枚分泌して
それを6角形の巣に形作っていきます。
1gのみつろうができるのに、8g~10gの蜂蜜が使われていると計算した研究者もいます。
だとすると、みつばちの一生で集められるはちみつの量は、小さじスプーン1杯だと一般に言われているので、小さじ1杯が約7gのはちみつですので、約1gのみつろうは、1匹のみつばちの一生分という概算になります。
驚きますね。
ありがとう~みつばちさん。
蜂蜜同様、みつろうも大事に使いたいと思います。
当店のみつろうは、日本の在来種「日本ミツバチ」の巣から取れるもの。
脱色などの加工は一切せず、巣を溶かして不純物のみを取り除いた
「そのままのみつろう」を使用しています。
「西洋ミツバチ」のみつろうと比較すると、採取できる量は大変少なく、
希少な天然素材であることが知られています
保湿性や抗菌性があるため、
おうち時間などで手作りコスメを作られるお客様に人気があります
みつろうに触れる機会が有ればぜひ、その自然の香りを楽しんでみてください。
とても甘く、優しい香りです
今後、日本ミツバチのみつろう(和みつろう)を使ったコスメや
みつろうラップの作り方等もご紹介できればなぁと思っています
ピラミッドのミイラにも使われている長い歴史をもつ自然の素材を
より多くの方に知っていただき、生活に生かしてしていきたいと思っております。